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海軍技術研究所音響研究部

■多比地下壕
前回、紹介したやたらと広い石切り場跡は、後の調査で
「海軍技術研究所音響研究部」の地下施設だったことが判明した

地下工場・地下施設建設(http://www16.ocn.ne.jp/~pacohama/kyosei/tikakoujo.htmlより引用)
沼津市江ノ浦の多比には海軍技術研究所音響研究部の地下工場がつくられた。
海軍技術研究所音響部は一九四一年十二月、沼津に設置された。
ここでは空中聴音機、潜水艦探知機、音響魚雷、爆雷などの研究をしていた。
空襲が激しくなると海軍技研は多比や江間(伊豆長岡)の石切場跡を利用して地下工場にした。
多比の地下工場への移転は四五年七月のことだった。
この地下工場建設に、朝鮮人が動員されたことがわかっている(沼津市明治史料館『昭和の戦争と沼津』)。
「『阪復』静岡県区内接収関係」のなかには多比地下工場の地図がある。
多比公民館から神明宮と桂林寺にはさまれた小道を上っていくと右手に壕の入口がある。
人口は低いが内部は広い。防衛庁史料には六カ所の工場が記されている。
三カ所の工場跡については調査したが、ほかの工場の調査については今後の課題である。(引用おわり)

自分が不自然な隧道を地図から発見し、
予備知識もなく2009年に探索したその場所は軍事施設だった


他にも沼津や多比、地下壕や軍事遺構などで調べれば様々な資料がネット上で見つかる。
ただ、大抵は地下壕もマニアックな同業者=廃モノ好きに調査されているはずなのだが、
この場所の内部の状況は見つける事ができなかった(2009年当時)

ヨッキ氏の足跡をたどりながらも、未踏の場所を発見し探索できたささやかな喜びと満足感を味わい、
それはそれで完結したと思っていた。しかし・・・

2011年、新たな情報に行き当たる。

伊豆探索 の方が調査した
沼津市 多比 石丁場隧道群3 という記事が衝撃的だった

リンク先の方が「沼津明治史料館」で調査した「沼津市史 史料編 近代2」によると、
前回記事の巨大丁場だけでなく、明治時代の石丁場を改造した旧口野隧道やその近くの丁場(第二洞)も
1945年の数ヶ月、わずかな期間であるが軍事施設として接収、利用されていたのだった。

最初の記事をよく読むと「六カ所の工場」と記述されているが、場所までは特定できなかったので、
場所が特定されたことは大きい。

そしてリンク先記事によれば、1300㎡の地下壕がまだあると言う。
探索は困難を極めるようだが、せめて入り口だけでも見に行きたいと思い、
また、あの地に向かい旅立つのだった。

2013年2月

tabichikagou01.jpg
唐突にキティ
住宅地にぽつんとキティ
なぜだ?
場所は江浦だったはず、江浦にも廃団地と古い廃アパートがあったので寄った
蛇足だが公開

eura01.jpg
古い、築40年以上か?

eura02.jpg
古いタイプの消火器
砲弾と間違えて通報する事例もあったらしい

eura09.jpg

eura08.jpg
他にはたいしたものはないが
こんな場所に2度も来ているんだよな

eura06.jpg
落ち着いた場所ではある

eura05.jpg
ここが一番好き

eura03.jpg
この近くにさらにツタが凄い団地がある

eura04.jpg
内部は特に何もなかったと思う(忘れた)


さて、このくらいにして石丁場に向かおう

tabichikagou02.jpg
前回探索した巨大石丁場
今回は4年前と違って鍵がかかっていた
再び地底湖の光景を見たかったが、今日の目的はここじゃない

リンク先サイトによると山の西側に壕の入り口があり、ロープがなければ下りられない状況とのこと
これでは一人でロープワークも全くできない俺にとって、入り口を見つけたとしても攻略不可能だ。
だからこそ俺は「山の南側にも入り口あるんじゃね?」という何の根拠もない仮説をいい加減に立ててみた。

よって今回の計画は山の南側からアプローチして入り口を発見する(もし、あれば!)

tabichizu.jpg
緑は前回の地下壕

「伊豆探索」の方が発見した西側入り口は1の周辺かさらにその北にあるのだが、
自分は赤の矢印の方向に進み南側から2の周辺を調べることにする

tabichikagou03.jpg
矢印の起点
十字路になっているその右側だったかな?
いい雰囲気なので先を確かめたいが、完全に逆方向

tabichikagou04.jpg
十字路の正面かな?
こっちでもなかったような・・・

tabichikagou05.jpg
正解は左、畑の方に向かう道

tabichikagou06.jpg
見通しの良い場所に出た
畑だが作物は作っていないみたい

tabichikagou07.jpg
地図をよく見ると、2の周辺にいるはずだから
多分この近くになにかみつかるかもしれない

tabichikagou21.jpg
古ぼけた一斗缶が落ちている

tabichikagou20.jpg
何か見えているような気がするぞ
もしかして、あれは・・・

tabichikagou08.jpg

!?

あれか・・・?
あれなのか・・・?
ついにきたのか?
この瞬間が・・・

tabichikagou09.jpg
あの穴の下の方
一見、奥に進めるようにも見えるが、上まで石がしっかり詰まっていた

tabichikagou19.jpg
斜面を登って確認しよう

tabichikagou15.jpg
上がって突き当たりを左の方に向かうと

tabichikagou16.jpg
複雑な構造
振り返って撮っているところだけど、
上の穴がさっき斜面を上がるときに見えた穴だね

tabichikagou18.jpg
左側の奥には丸太のつっかえ棒みたいなのがあるだけで

tabichikagou17.jpg
行き止まりだった
丸太役にたたないと思うけどな・・・

では、向かって右側の方は・・・

tabichikagou14.jpg
これはキテるんじゃないか?


tabichikagou10.jpg
キタキタキタアアアアアアアアアアア
深いぞ!!

tabichikagou12.jpg
よっしゃ来い、もっと来い、もっともっと来い

オッシャオッシャ

ソイヤソイヤ


tabichikagou11.jpg
天井も綺麗だぞ、凄い凄い!!
やったぞ!俺は間違ってなかったんだ!
(あの適当に思い付いたいい加減な)仮説は正しかったんだ!
存在したんだ!
もう一つの入り口が、本当にあったんだ!!


tabichikagou13.jpg

・・・

ん?

えーと・・・

というか・・・

かなり狭いよね・・・

50平米以下かなぁ・・・

データによると
第三坑は 1300平方米
広さで考えたら縦横36メートルの大きさの部屋があるはずなんだけどな
さすがにコレはかなり狭いよ

奥に向かう方向にのみ石が積まれて、詰められているような形跡はあるから、
戦後、加工されたのだろうか?


もうだめだわー
諦めて反対側に向かうわー
さっさと、諦めたわー

tabichikagou27.jpg
反対側、手前のほうにある穴

tabichikagou28.jpg
ゴミが落ちてるので、この穴は前回紹介した巨大石丁場(軍事遺構)に通じているはず

tabichikagou24.jpg
振り返って撮ったところ
この道を進んで、突き当たった所らへんんかな

tabichikagou26.jpg
途中の斜面を2の方向に登った方がいいのだろうか?
急すぎて危険な気もする

tabichikagou23.jpg
平場が奥のほうに続いていたので、しばらく進む
怪しいものを発見

tabichikagou25.jpg
なんでこんな人が来ないようなところが荒れているのだろう?
まさかクマか?
不気味さを感じ取ったので帰ることにした・・・

帰って調べたが、多分あれは猪が泥浴した痕跡だったのではないかな

沼田場(ヌタ場、ぬたば)とは、イノシシやシカなどの動物が、
体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所のこと。
沼、湖や川の畔、休耕田など。(Wikipediaより引用)

帰って正解だったのかもしれないけど・・・
あまり成果なかったな・・・

もし入り口見つけても、それは先人の調査により困難だと分かっている
だから別に見つけなくて良かったんだよな
要するに見つけて入りたくなったら困ると言う心理状況



<次回予告>

その弱弱しかった中年男性は逞しい男となって帰ってきた

そしてこの謎を解き明かすべく戦いに挑む

ロープワークを身につけ、ザイルを使いこなし、地底世界へ

立ちはだかる先住民

謎の凶暴な未確認生物(隧道猫?)

そこで彼が見たものは何か?

2015年春、劇場公開予定!!





・・・といってもそれほど行く場所もないな。
tabichika27.jpg
こういうところも少しだけ気になるが、やっかいそうだ
あと、ホームレスはまだ洞窟に居住しているのかも気になる

そのうち近くに寄ったらなんとかするかも。
さすがにもう一人じゃ行かないと思う。危ないし。



とりあえずおわり
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テーマ : 廃墟系
ジャンル : 写真

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