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消えゆく昭和に別れの挨拶を

「傷だらけの天使」最終話(祭りのあとにさすらいの日々を)では大地震から始まり、
エンジェルビル建て替えでペントハウスを追い出されるという結末で幕を閉じます
実際に東日本大震災でペントハウスだけが見事に崩落するのも
東京オリンピック(1964年)の前年に竣工された代々木会館が
東京オリンピック(2020年)の前年に解体されることになるのも不思議な因縁

国立競技場、九段会館、普門館、そして築地市場・・・
次々とその姿を消す昭和の遺産
都市の新陳代謝は仕方ないこととは言え、別れは悲しい物ですね

「天気の子」を観てきました
視聴直後は平凡だと感じましたが、後で思い返すと考えさせられるものがあります
この方が書いた感想が腑に落ちました
彼岸の話とか異常気象の話など内と外を意識させる話が出てきていました
だからこそあの場所はこの「代々木会館」でなければならなかったとしみじみ思います
家出少年である主人公と社会を結びつける存在、
それが社会の端だけど一応は内側にいる怪しげなオカルト雑誌記者でした
代々木会館も劇中では無人の廃墟だけど実際は最近まで店舗が入っていた社会の内側の存在、
それが天上と地上を結び付けているという構造になっています
縁(へり、ふち)は内と外を結ぶ縁(えん)であるということなのかもしれません


都心の一等地に半分廃墟な状態で今まで残り続けた「奇跡の場所」にお別れの挨拶をしてきました
SAYOYOGI07.jpg
2019年7月中旬、代々木駅から見えます

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落ちそうなペントハウス
エンジェルビル、駅を見下ろせる都心の一等地に社会の端っこにいる二人(怪しげな探偵社所属)
が住んでいるというのも非現実的な設定だったのかもしれませんが、
この状態だと似つかわしいとしか思えない場所になりました
もしかしたら修と亨が立ち退いた後に過去から現在にタイムリープしてきたビルなのかもしれません

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きぬちゃん食堂跡

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正面
古書店の人が作業しているようでした

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ネオン点いてるのが見たかった

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ここから昔の写真
2014年笠置そばで食事しながら撮影

YOYOGIK08_2019071822545656b.jpg
「不退転の決意」こんなのが何枚も貼ってあって雰囲気が怖すぎた6階

YOYO03.jpg
そして最後は「天気の子」の監督「新海誠(シン会誠)」につながると(強引過ぎるこじつけ)
何気に天使と天気で天つながりでもあります   
※6階にて撮影、会社名を伏せるために写真の一部を消しています

SAYOYO01.jpg
さ よ な ら エンジェルビル 代々木会館

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